スカウトとナンパ師の関係性

とある日の午後鹿児島市内の繁華街、一般の友人から指名をもらいながら声かけをしていた。

 

ふと見ると背の高い男性が街角でキョロキョロしている。服装は白のTシャツにジーンズ。清潔感のある格好。

 

友人「あの人、ナンパ師かな?」

AWARD「わからんけど、もしそうなら知り合いになりたいな。」

 

その日はずっと地蔵していた自分が一般の友人に指名お願いして、声かけのメンタルブロックが外れた日だった。友人は今日しか協力してくれない約束だし、リアルなナンパ仲間は喉から手が出るほど欲しい。

 

一旦様子を見ると、男性が女性に声を掛ける。ちなみに結構な美女。交差点の信号を利用して立ち止める。少し話して平行トークして、また止めてLG。

 

「おお、やっぱりナンパ師だ!」

初めてリアルで仲間を見つけてテンションが上がった!

友人に知り合いになってくると言い残して、男性に声をかける。

 

AWARD「LGおめでとうございます!」

男性「はい?」(不信感がでる)

AWARD「さっきナンパしてましたよね?私もナンパしてて友達になって欲しいです。」

(なんか反応悪い気がする…)

男性「ナンパじゃないですけど…」

AWARD「???」

AWARD「じゃあ何してたんですか」

男性「自分スカウトやってて、警察の方じゃないですよね?」

 

そっちかー!LINEのQRコード出しながら、平静を保ちながら、頭を抱えていた。

スカウトとナンパ師の関係ってどうだっけ?

剣呑な雰囲気にはなっていないが

覚えてない…

今更、引けない。

 

AWARD「そうなんですね。女の子の声のかけ方とか教えてくださいよ。」

スカウト「良いですけど、自分が教えれば良いんですか?」

 

まさかのスカウトの友達ができた。

 

スカウト「もし仕事に興味がある女の子の捕まえたら紹介してくださいよ。」

AWARD「良いですよ。初心者で力不足かもしれませんが。」

 

逆に女の子の紹介を頼まれる始末だった。

友達になったスカウトはマオさんといった。

聞けば毎日スカウトとして街に立っているらしい。

 

深入りするとやばい気もするが、鹿児島市内は私の主戦場である。

今後、どういう関係性を築けば良いのか、あるいは主戦場を捨てても関係性を切るべきか。

非常に悩ましい問題だ。